共働きで、夫婦それぞれが所得税を納めている場合、住宅ローンをそれぞれが借りて、それぞれが住宅ローン減税を受けることが可能です。
1つのローンでも連帯債務にすれば、住宅ローン減税をそれぞれで受けられます。
夫だけ、夫婦それぞれ どちらがお得
どちらがお得かはケースバイケース。
夫ひとりで借りた場合に、所得税と住民税の合計が控除額より少なく、引ききれない場合は、夫婦でローンを組みそれぞれでローン減税を受けたほうが控除額の合計が多くなります。
[box class=”box27″ title=”注意”]夫婦で住宅ローン減税を受けている際、どちらかが仕事を辞め、ひとりが2人分の返済をすると夫婦間でも贈与税の対象となることがあります。[/box]
夫婦ふたりでローン減税 参考例
夫ひとりがローンを組み、住宅ローン減税もひとりで受ける場合
入居した年の年末ローン残高が4,000万円の場合、控除額は最大40万円
所得税額 | 控除額 |
40万円 | 所得税から40万円 |
35万円 | 所得税から35万円 住民税から5万円 合計40万円 |
20万円 | 所得税から20万円 住民税から9.75万円(住民税最大控除額) 合計29.75万円 |
夫婦がそれぞれローンを組み、住宅ローン減税もそれぞれ受ける場合
夫婦それぞれの所得税額 | 控除額 |
それぞれ40万円 | 所得税から1人20万円、合計40万円 |
それぞれ35万円 | 所得税から1人20万円、合計40万円 |
それぞれ20万円 | 所得税から1人20万円、合計40万円 |
2017年5月19日掲載
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