講演会に大阪へ行ってきました。
第56回アイカ現代建築セミナー
講師
ラファエル・モネオ(スペイン)
槇文彦
ラファエル・モネオさんの講演は同時通訳付きです。
受付でレシーバーを借りて、聞きます。
建築とは、歴史の瞬間を現すもの
その時代の社会の関心事が建築にもっとも反映される。
建築を見れば、過去を理解できる。
(アテネのパルテノン神殿など)
ただし、現代はコンピューターの発達で、
建築の技術に伴わない形態も考えられるようになった。
携わった公共建築について、
スライドを見せて解説してくれました。
解説しながら力が入ってくる姿は70才には見えません。
続いて、槇文彦さんの講演です。
レシーバーを外します。
ラファエルさんの建築の考えを受けて、
「歴史を伝えるのが建築」というのは、ヨーロッパの考え方、
日本で歴史を伝えるのは、山、丘などの自然。
(ヨーロッパでは建築が石、タイルなど未来に残る物のため、
過去を伝えることができる)
モネオさんの考えを聞いて、なるほどと思いましたが、
槇さんの考え方を聞いて、欧州と日本を冷静に分析する所は、
さすが、世界を舞台にしている人は違うと思いました。
スライドを見せながら、
日本、アメリカ、東南アジア、ヨーロッパでの最近の作品の解説をしてくれました。
それぞれのコンセプトは、条件によって違うところから
アプローチしています。
どれも考え抜かれた建築はとてもキレイです。
建築は、それぞれの国、それぞれの用途で違った形態を取りますが、
共通する考え方があります。それは、
「人間が使う物」であること
とても優しい語り、建築への姿勢。
もうすぐ、80才には見えません。
続いて、ラファエル・モネオさんと槇文彦さんの対談です。
モネオさんが書いた論文の話から、
都市の話になりました。
槇さんも英語で話されます。
終了予定時間になりましたが、
まだ、対談は続きます。
時間が経つにつれて、
お互いが熱く話し出す姿を見て、もっと聞きたかったのですが、
帰れなくなるので、途中で会場を出ました。
年を経ても熱く語る姿、
自分も成りたいと思いました^^
とてもいい講演会でした。
※講演内容はメモと記憶です。
受け取り方の違いで、
表現が誤っていることがあるかも知れません。
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