作品集に「神戸町の家」を登録しました。
「神戸町の家」は岐阜県安八郡神戸町に建つ木造の住宅です。
木をふんだんにあらわした内装。
1階は構造用合板をペーパー掛けして使っています。塗装をしていないので、手触りが柔らかく心地いい感触です。
2階は杉板を床、壁、天井に張っています。こちらも無塗装です。床も塗っていないので汚れは心配ですが、触り心地は塗装したものでは感じられないものになっています。
沖縄が大好きだというお施主さん。
以前僕が石垣島に訪れた時に宿泊した民宿は、杉がふんだんに使われた建物でした。そこのお母さんの話。
台風の多い沖縄。今では沖縄の建物はコンクリートが主流になってきたけど、昔は杉を使った建物が当たり前だった、ということでした。
お母さんの自慢の民宿は、その当時出来立てで、床も壁も天井も杉が使われていて、木の香りのする心地いい宿でした。夏に訪れたのに、エアコンなしで過ごしていました。
沖縄好きのお施主さんに、そんなことを思い出さしてもらいました。あの民宿に負けないくらい心地よく過ごしてもらえればうれしいです。
写真にはありませんが、バスコートには沖縄県産の花ブロックが使われています。
キッチンはオーダーです。レンジフードは天井ではなく、床排気タイプのものを採用して、空間の解放感を邪魔しないようにしました。
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