久々にたくさん歩いたので、テントでぐっすり。途中目を覚ますと外が明るい。テントから顔を出すと、すごい月明かり。ちょっとお散歩。
月明かりに照らされた、山の木々、草、テント。なんか幻想的。影の部分の黒がすごく深い黒に感じる。
ここのテント場には露天風呂があります。約10時間掛けてここまできて入った昨夜の温泉は最高のお湯でした。
温泉は20時までは男女1時間交代で入浴で、20時以降は混浴です。
朝も温泉です。脱衣場はオープン。奥のすのこが脱衣場です。
あまり人がいなくて、のんびり朝風呂気持ちよかった~。
山で温泉最高です。
今日もがっつり登ります。ハシゴを登って、水平歩道へ。
途中。お猿さんがいました。お食事中、横を失礼します。
折尾の滝。
砂防ダムの中を通り抜けます。中は砂が溜まっていて、防水の靴じゃないとずぶ濡れです。
砂防ダム出口側から。
水平歩道。岩をくり抜いた道。黒部川から離れたのか、昨日ずっと鳴り響いていた奔流の轟音がしなくなりました。
たまに頭上注意。足元ばかり見てると、頭をゴツンします。帽子のお陰で、衝撃が和らいでます。
志合谷。大きな雪渓が見えます。
志合谷、水が流れている上部にトンネルが。あそこへ行きます。
トンネル入口。中は真っ暗。ワクワク。ヘッドランプを点けて中に入ります。
トンネルの中。鉄骨で補強されたところもあります。トンネルの底は水が流れてます。雪渓の水かな。
登山道が水平に刻まれてます。
欅平まで、下りてきました。人で賑わっています。
登山道から下りて行くと、「下ノ廊下。あこがれの場所、うらやましい」と声が掛かります。
ちょっとうれしい気持ちになりました。
欅平からは、トロッコ列車で宇奈月へ。
最後のアトラクション。本当に楽しい山旅でした。
下ノ廊下は、黒部川の電力開発のために切り開かれた工事用の道でした。この道を工事に必要な大きな荷物を背負って人々が行きかい、何人もの人が滑落して命を落としたそうです。
途中通り抜けた、仙人谷ダムと阿曾原小屋には、165度に達する岩盤地帯があり、トンネルが貫通しています。そのトンネル工事では、ダイナマイトが自然発火をしたり、冬を越すために建設した宿舎が冬のある夜。一夜にして消失してしまうなど、多くの人が命を落としたとのことです。現代の技術であれば、違ったアプローチがあるはずですが、困難をほぼ人力で解決して、トンネルを作りました。
この事実を元にして書かれた「高熱隧道」オススメです。(行く予定がない人も是非)
読んでから、再び訪れたいと思いました。
また、違った気持ちで歩くことができるはずです。
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